発語がないまま時間だけが過ぎていく不安に
こどもがまだ意味のあることばを話さない
ほとんど喋れない、ことばが増えない
そう思って毎日が少しずつ苦しくなっていませんか
周りの子と比べてしまったり、ネットで検索しては、余計に不安になったり
このままで大丈夫なんだろうか
今、何かしないと取り返しがつかなくなるのでは
そんな思いが頭から離れないまま、時間だけが過ぎていく感覚を抱えている方は、決してあなた一人だけではありません
不安になるのは、当然です
まずお伝えしたいのは、あなたの不安は、間違っていないということです
発語がない状態が続けば、不安になるのは当然です
それは、「心配しすぎ」でも「考えすぎ」でもありません
お子さんのことを大切に思っているからこそ生まれてくる自然な感情です
「様子を見ましょう」「そのうち話すから」と言われたときの戸惑い
相談をしても「もう少し様子を見ましょう」や「そのうち話すよ」と言われることがあります
この言葉に、救われる方もいれば、逆に苦しくなる方もいます
- 何もしなくていいということ?
- 何を見ていればいいの?
- どこまで待てばいいの?
「様子を見る」には、本当は意味があります
けれど、それが十分に説明されないまま使われると、親御さんは宙ぶらりんの状態になってしまいます
そして宙ぶらりんのまま、私のところに相談に来られる方は少なくありません
言語聴覚士として日々、発語がない・喋れないお子さんを育てる親御さんの相談を受ける中で、特に多い相談の内容をお伝えします
記事の途中ですが「このタイプかも」と思ったら、読んでみてください
記事の最後で年齢別に整理してあります
発語がない = 育っていない、ではない
発語がない、喋れないお子さんと日々かかわるなかで
- 表情のやり取りがある
- 物と物の因果関係がわかっている(例:たいこーバチ)
こうした発語の前段階が育っているお子さんをよくみます
ことばは、突然ポンと出てくるものではありません
目に見えない話すための土台が積み重なった結果として、あとから表に出てきます
ことばはなくても、お子さんは少しずつ確かに育っています
今、できることは「話させること」ではありません
発語がないと、「どうやったら話すか」に意識が向きがちです
でも、今いちばん大切なのは、発語の前段階を育てることです
- やりとりが楽しいと感じられるか
- 気持ちが伝わった経験があるか
- 大人と一緒に何かをする時間があるか
これらは、すぐに成果が見えるものではありませんが、あとから必ず意味を持ってきます
ここで大切にしていること
このブログでは以下のことを大切にしています
・「すぐに話せるようになる方法」は書きません
・診断や将来を断定することはしません
代わりに、
・今の状態をどう受け止めればいいのか
・何を心配して、何を心配しすぎなくていいのか
・家庭でできる、かかわり方や環境の作り方
・相談や支援を考える目安など
を、整理してお伝えします
不安が強いときほど、ゆっくり読んでください
最後に
発語がない時間は、決して「何も起きていない時間」ではありません
話すための土台は、あなたが一生懸命お子さんとかかわってきた今日まで、目に見えなくても確かに育っています
ただ、こどもを知り、発達や特徴を知ることで、もっと育つ方法があるかも知れません
このブログが、あなたが不安に飲み込まれそうになったとき、立ち止まって考え直せる場所になれば嬉しいです
ひとりで抱え込まなくて、大丈夫
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